ベルリン

ドイツの首都「ベルリン」の歴史、交通機関、メディア、観光地、食文化、スポーツなどを紹介しています。

ベルリンでの交通手段

◯道路・鉄道・公共交通

ベルリンの交通インフラは非常に複雑で多様であり、都市内を移動しやすくしている。[63]ベルリン市内には979の橋と197kmの市街地の水路網があり、5,334キロメートル (3,314 mi)の道路網が市内に張り巡らされている。アウトバーンは73キロメートル (45 mi) をカバーしている。2006年には141万6,000台の自動車がベルリンでは登録されている。[64]自動車の普及率は2008年には1,000人当たり358台で、ドイツ平均の1,000人当り570台に比べると低く、欧州の他の大都市に比べると低い普及率である。[65]

鉄道の長距離路線はベルリンからドイツ国内の主要都市や他の欧州の近隣国に路線を広げている。地域輸送では近隣のブランデンブルク州バルト海方面へ路線が広がっている。ベルリン中央駅は2006年に開業し欧州では最大の立体交差型の鉄道駅である。[66]ドイツ鉄道 (DB) によってハンブルクミュンヘン、ケルンなど主要都市とは高速列車ICEやインターシティで結ばれている。また、国際列車によりモスクワやパリ、ワルシャワ、ウィーン、アムステルダムとも結ばれる。スイス方面へもICEや夜行のCNLで結ばれている。 ベルリン市交通局(ドイツ語版) (BVG) とドイツ鉄道により高密度な都市交通システムのいくつかは管理されている。

 

◯空港

ベルリンには2つの民間空港がある。テーゲル国際空港 (TXL) はベルリン市内にあり、シェーネフェルト国際空港 (SXF) はベルリン郊外の南東部・ブランデンブルク州との境界に位置している。ベルリンは両空港によって2010年現在、年間2,230万人の旅客を扱っている。2011年現在、88の航空会社により54カ国164都市に就航している[69]。テーゲル空港はエア・ベルリンハブ空港で、シェーネフェルト空港は主に格安航空会社 (LCC) が利用している。ベルリンの航空当局はベルリンの航空交通をシェーネフェルト空港に新しく建設し新しく命名されたブランデンブルク国際空港 (BER) に移行することを発表していたが、一部空港の防火設備の不具合から2013年3月に開港が延期された[70]。しかし、その後再三に渡って延期され、2014年2月現在では2016年以降までは開港しないと報道されている[71][72][73]。ブランデンブルク空港が開港すると、市中心部とはSバーンやICEにより鉄道でも結ばれ、エア・ベルリンルフトハンザドイツ航空により就航路線が大幅に増加される[74]。

 

◯自転車

ベルリンには良く整備された自転車専用レーンのシステムがある。[75]ベルリンの自転車の普及状況は1000人当たり710台で、2009年には1日当り50万人の人たちが自転車を利用し全交通に占める割合は13%に達する。[76]自転車利用者は620 km (390 mi)の自転車道を利用することができ、150 km (93 mi) は義務的な自転車道、190 km (120 mi)はオフロードの自転車道、70 km (43 mi)はバスレーンと共用で自転車にも開放された道路、 100 km (62 mi) は歩道と共用、50 km (31 mi)は歩道にマークされた自転車道である。

 

参照:Wikipediaベルリン